筋トレの効果を実感できるようになるためには、時間がかかります。どんなに優れたトレーニングメニューであったとしても、続けられなければ、体型(スタイル)を変化させることはできません。
では、どうすれば続けられるようになるのか?
【画像補足】体重70.2kg・体脂肪率18.1%・ウエスト85cm、トレーニング再開前の画像。
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筋トレを続けられるようになる方法
筋トレを続けられないのには、いくつかの原因が考えられます。
- 予定通りにできないことへの苛立ち
- 空いた時間にトレーニングをしようとする甘い考え
- 気持ちの切り替えが苦手でトレーニングに集中できていない
新しいことを習慣化させるには、苦痛を伴います。

特に、筋トレの場合は「行動に対する結果」がすぐには表れませんので、「このまま続けるべきか?」という不安感にさいなまれることも少なくないはずです。
関連記事:筋トレの期間は「2~3ヶ月やらなければ変化がない」とされている理由。
予定通りできなくても気にしないこと
予定通りにトレーニングを消化できないことは珍しくありません。
大切なのは「できなかったことに対して苛立つこと」ではなく、1週間から10日ほどトレーニングができなくても「大きな影響はない」ことを知ることです。
そもそも、1週間から10日ほどで極端に筋力が落ちることはありません。多少落ちる可能性はありますが、誤差の範囲内ですので、次回以降のトレーニングで簡単に挽回することができます。

ある研究では、「トレーニングを継続したグループ」と、「6週間のトレーニングと3週間のディトレーニング(休息期)を繰り返したグループ」との間に、大きな差がみられなかったことが確認されています。
仮に、仕事や学校が忙しく「数週間トレーニングができない状態」があったとしても、気に病む必要はないのです。
トレーニングを前提とした生活スタイルにすること
トレーニングを継続するためには「トレーニングを前提としたライフスタイル」にすることがポイントです。
トレーニングの優先順位を上げるということです。
一般的に、トレーニングの優先順位は決して高いものではありません。「仕事が早く片づいたらトレーニングしよう」「週末に予定がなかったらトレーニングしよう」などと考えてしまうものです。

しかし、それでは「続きません」よね?
筋トレを始めるのであれば、まずは「最初の2~3ヶ月間だけはトレーニングを優先させた生活」を心がけてください。真面目に2~3ヶ月間のトレーニングを実施すれば、必ず「見た目が変化」します。
小さな変化でもかまいませんので「筋トレによる成功体験」を経験できれば、トレーニングの継続は難しいことではなくなります。
気持ちの切り替えをできるようになること
筋トレを続けられない原因とは「直接的な関係がない」と考えてしまいがちですが、「気持ちの切り替えが苦手」な方は、新しい行動を習慣化させることが困難である傾向にあります。
気持ちの切り替えができないからこそ、せっかくの時間を無駄にしてしまうのです。

気持ちの切り替え(集中力の切り替え)は、だれもが練習によってスキルアップすることが可能です。
- 筋トレをするとき、ジムに1冊の本を持っていく。どんな本でもいいが、次の展開を早く知りたくなるような本がおすすめ。
- 筋トレメニューの1セット目を集中して行う。
- 終わったらすぐに、インターバル(60~90秒で設定)の間に本を読む。90秒で読める分量は、だいたい文庫本2ページ分。2ページ読んだら本を置く。
- すぐに筋トレ2セット目を集中して行い、終わったらまた2ページ読む。
引用元:中野ジェームズ修一「かしこい体の鍛え方」P70
この書籍で紹介されている方法は「筋トレと紐づけされている練習方法」ですが、他のジャンルにも応用の効く練習方法ですので、取り入れやす方法で試してみてください。
「全力で遊べる人には、仕事ができる人が多い」とされています。これは、「遊びと仕事での集中力の切り替えができている」からであり、それぞれのシーンで集中力の切り替えができているためです。
筋トレは続けたもの勝ち
まずは「続けること」を優先させてください。
「8RM3SET」「一部位につき週2~3回のトレーニング頻度」など、理想(効率的)とされているファクターは複数ありますが、習慣化させることができなければ意味がありません。
完璧を目指すのではなく、「できる範囲で続けること」が大切です。
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