極端な肥満からの短期間ダイエットは、たとえ痩せることに成功したとしても”皮膚のたるみが戻らない”というリスクがあります。必ずしも皮膚が戻らなくなるというわけではありませんが、大幅なダイエットを計画しているのであれば注意が必要です。
今回は、肥満と皮膚のたるみの関係性についてレポートしていきます。
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伸びた皮膚はなかなか戻らない

脂肪によって伸ばされた皮膚はなかなかもとには戻りません。体重の増減幅が大きければ大きいほど皮膚の収縮が身体についてこれずにこの傾向は顕著に表れます。
また、目に見えて伸びているように見えなくても「皮膚感」は明らかに違ってきます。
筋肉に張り付いているように見えるハリのある肌を手に入れるためにも、増量期に増やしすぎないことや、大幅なダイエットをする際には時間をかけて体重を落としていくことが重要になってきます。
筋トレをしているなら避けては通れないオンとオフ
筋トレをしている人にはオンとオフがあります。一般的に、春から夏にかけては体脂肪率を落としてキレのある身体を維持するオンの期間で、秋から冬は体脂肪がつくことを覚悟して筋肉を付きやすい状態にするのがオフの期間になります。
これは競技として筋トレを実施している人ばかりではなく、スタイルアップのためにトレーニングに励んでいる人にとっても同じことです。
薄着になる夏はカッコいいスタイルでいたいものですし、薄着になる機会の減る冬場に低い体脂肪率を維持するのは精神的にも大きな負担がかかるものです。このことからも一年を通してベスト体重をキープしているという人はそう多くはありません。
オンとオフの体重差は最大でも10kg以内
本格的にトレーニングを実施している人の場合、オンとオフの体重差は10kg以内というのがひとつの目安になっています。
増やしすぎればオンの期間に理想的な体脂肪率まで落とすのが難しくなりますし、落とせたとしても肌のたるみや皺が気になって理想的な見た目にはなりません。
しかし、10kg以内というのはあくまで本格的にトレーニングを実施している人にとっての目安です。一般的な筋肉量(目標が細マッチョくらい)の場合には、夏場に過ごしたいベスト体重(美容体重など)プラス5kgほどが無理のないオフ期体重の目安になるのではないかと考えられます。
体脂肪の増加によって皮膚を伸ばしてしまわないためにも、オフ期(冬場)でも体重チェックは欠かせないポイントのひとつになります。
年齢や太っていた期間によって皮膚の戻りには個人差
三桁からのダイエットなど、極端なダイエットによる皮膚のたるみでなければ肥満によって伸びてしまった皮膚は徐々に元に戻っていきます。(※極端に皮膚が伸びてしまっている場合は切除が必要)
新陳代謝によって不必要な皮膚が減っていきますので、若い人ほど早く皮膚のたるみはなくなります。
しかし、皮膚が戻っていくスピードには年齢のほかに、伸ばされて(太って)いた期間が大きく影響します。若い頃から太っていた人が年を重ねてから大幅なダイエットをすると皮膚のたるみに悩みやすいということです。
それでも皮膚のたるみは徐々に改善していきます。時間はかかりますが、一定のレベルまでであれば痩せた身体をキープし続けることで確実に皮膚のたるみは解消されます。
【まとめ】体脂肪による皮膚のたるみを作らないために
冬場(オフ期)に体重を増やしすぎないこと
オフ期(増量期)であってもむやみに体重を増やすのは危険です。肌のたるみを防止するためにも、競技としての筋トレでなければベスト体重プラス5kgほどの増量に留めておくことが賢明です。
急激なダイエットは皮膚のたるみの原因になる
皮膚のたるみ解消には時間がかかります。皮膚が縮むスピードよりも大幅に早くダイエットをしてしまうと皮膚のたるみに悩むことになりますので、適切なペースでダイエットしましょう。
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