「痩せる為には○○を食べたほうが良い」「○○はダイエットに効果的な食材だ」という考え方は、”痩せたい”という気持ちがあるのであれば、一度は考えた(惑わされた)ことがあるはずです。

そこで今回は、「痩せる食べ物」「ダイエットに効果的な食材」への考え方についてレポートしていきます。

スポンサーリンク

痩せる食材(栄養素)に惑わされないために

ダイエットに効果的な栄養素には、「たんぱく質」「ビタミンB群」「食物繊維」などを中心とした、数え切れないほどの種類があります。しかし、それらの栄養素を摂取していても”正しく利用されなければ”何の意味もないことを認識しておかなければなりません。

栄養素がどのような働きをするのか

「バナナにはダイエット効果がある」「納豆を食べると痩せる」などの情報が、テレビのダイエット番組で紹介されるたびに人気を博しますが、極論を言ってしまえば「食べ物には栄養素が含まれているに過ぎない」ということがいえます。

確かにそれらの食べ物に”特定の栄養素”が含まれているのは確かなことなのですが、摂取した栄養素を”栄養効果”として実感する為には「食べたあとの利用のされ方」が重要になるのです。

効果があるのかないのかは、その人次第

例えば、「アミノ酸やたんぱく質がダイエットに効果的だ」という情報を得たとします。日頃から運動習慣があって、尚且つ、たんぱく質が不足気味な食生活を送っている人であれば”目に見える効果”を実感することが出来るでしょう。

しかし、まったく運動習慣がなく、たんぱく質の必要量が足りている人がアミノ酸やたんぱく質を豊富に含む食品を摂取したとしても、まったく意味がありません。

それどころか、過剰なたんぱく質の摂取によって「肥満につながる」「腸内環境を悪化させる」「腎臓に負担がかかる」などのデメリットの方が大きくなります。

タイミングの重要性

また、摂取するタイミングも重要な要素のひとつとなります。

筋トレの効果を十分なものにするためにはたんぱく質が必要なのは言うまでもありません。しかし、「トレーニング日だけたんぱく質を十分に摂取する」「トレーニングのない日は、カロリー制限の為にたんぱく質を抑える」などのような単純なものではないのです。

「必要量が満たされていれば良い」という誤解

各種、栄養管理の情報や、サプリメントの成分欄には「充足率(必要量に対する割合)」が記載されていることから摂取量に目がいきがちです。しかし、「必要量の栄養素を食事の回数で均等に分配すればいよい」というものではありません。

蛋白質の摂取についても、一定量をとりさえすれば朝、昼、夕の3食に対する配分など考慮することは不要で、均等分配でよいというわけではないし、トレーニングや睡眠との関係なしに摂取タイミングをセットしてよいということでもない。

引用元:鈴木正成「実践的スポーツ栄養学」

これらのことからも、一定の栄養素摂取によって痩せようとするアプローチではなく「基本的な食品(PFC)」のバランスと摂取タイミングを工夫することによってダイエットをするというアプローチが重要だといえます。

重要なのは”日常生活(トレーニング)”だという意識を持つこと

基本的に「食べれば痩せる」というような食材は存在しません。

大切なのは、摂取した栄養素を効果的なものとすることのできる体内環境ですので、特定のダイエット効果のある栄養素を摂取するよりも「日常の運動レベルを上げる」ことを心がけてください。

「週に2~3回、筋トレをする」「できる限り車を使わない」「意識的に通勤距離を伸ばす」など、ちょっとした心がけが「摂取した栄養素を”栄養効果”にする」ことにつながります。

【まとめ】ダイエットに効果的な食材のポイント

ダイエットとは、特定の栄養素を摂取すれば痩せるというような簡単なものではありません。バランスの良い栄養摂取とタイミングを心がけた上で、プラスアルファとして話題の食材を取り入れていくことをオススメします。

「○○ダイエット」「○○を食べれば痩せる」という情報は、ある意味正しくて、ある意味間違いであるといえます。痩せる食材というのは「効果のある成分を含む食材」ということですので、含まれている成分を生かすも殺すもその人の生活スタイル次第になります。