間違ったダイエット方法を実践すると、一時的に体重を減らすことができたとしても、すぐに元の体重に戻ってしまいます。そして、リバウンドの怖いところは体重が戻ってしまうことだけではありません。
そこで今回は、なぜリバウンドしてしまうのか? そして、リバウンドしにくくなるようなダイエットの方法についてレポートしていきます。
スポンサーリンク
リバウンドしないために
間違ったダイエット方法とは食事制限だけで痩せようとすることです。食事制限だけでダイエットをすると「体脂肪よりも筋肉の減少量が高くなる」ことによって体重が減っていきますので注意してください。
すぐにリバウンドしてしまうワケ
なぜ、すぐにリバウンドしてしまうのか? その理由は、体脂肪よりも筋肉量の減少が大きくなっているためです。ダイエットとは「摂取カロリーと消費カロリーのバランス」ですので、食事管理をすること自体は間違いではありません。
しかし、食事制限だけのダイエットをすると「体が筋肉は必要ないもの」だと認識してしまうため「体脂肪を減らさずに筋肉量を減らそう」としてしまいます。
筋肉量が減少すると、基礎代謝に加えて行動代謝までもが減少してしまいますので「痩せにくく太りやすい体質」の原因になります。加齢によって太りやすくなるといわれているのも筋肉量の減少が原因になっています。
中年以降の基礎代謝が低下する理由は、筋肉の減少と関係する。
[中略]
さらに、筋肉以外の組織の代謝量は加齢で減少しない。
引用元:岡村浩嗣「ジムに通う人の栄養学」P97より
中年太りの原因は筋肉量の減少です。このことからも、多少大げさに感じられるかもしれませんが、「食事制限だけのダイエットは、自らの体を老化させる行為」であるといえます。
繰り返すほどに痩せにくくなる
ダイエットとリバウンドは、繰り返せば繰り返すほど痩せにくく太りやすい体質を作り出していきます。ダイエットによって筋肉を減らし、リバウンドによって体脂肪を増やしてしまうのです。
意外と知られていませんが、リバウンドを繰り返してしまう人の多くは「年齢平均よりも大幅に筋肉が足りていない」ことが多いものです。これは見た目の細さとは関係ありませんので、「体重の割には引き締まっていない」のであれば注意してください。
有酸素運動だけのダイエットも危険
「食事制限だけのダイエットは筋肉を減らしてしまう」ということを解説してきましたが、食事制限と有酸素運動だけのダイエットも筋肉を減らしてしまうダイエット方法のひとつです。
筋肉は一定以上の負荷を与えなければ成長(または維持)させることができません。
有酸素運動というのは、体脂肪を燃焼させるためには効果的なエクササイズなのですが、(ボディメイクに必要な)筋肉量を維持することはできません。できたとしても、有酸素運動に必要な最小限の筋肉量だけです。
まずは失った筋肉を取り戻すこと
ダイエットとリバウンドを繰り返してしまった人は、筋肉量が少ない状態です。この状態でいくら食事制限をしても「なかなか痩せませんし、ますます筋肉量を減らしてしまう」ことになります。
(根本的に)リバウンド体質を改善させるためには「食事量を増やして筋トレをする」ことが重要となります。(※食事量を増やす際は、性別や体重に見合った平均的な摂取量からはじめてください)
ダイエットよりも筋肉をつけるのは難しい
勘違いされている方が多いのですが、体重を減らすことよりも筋肉を増やすことの方が時間を要します。これから筋トレをはじめたとしても、(外見的な)筋トレの効果を実感できるのは2~3ヶ月後になることを覚悟してください。
また、2~3ヶ月後というのは、正しいトレーニングと食事管理ができていたとしても「最短でも2~3ヶ月かかる」という意味ですので、現実的には半年ほどの期間で計画するべきだと思われます。
短時間で長期的な筋トレダイエット
筋トレの(外見的な)効果を実感するためには最短でも2~3ヶ月の時間がかかります。しかし、トレーニング自体は比較的短時間で済んでしまうのが筋トレダイエットの特徴でもあります。
例えば、大きな筋肉を中心とした基本的なトレーニングメニューの場合、下半身・胸・背中の3部位をトレーニングすることになりますので、(1種目3セットとするならば)3種目3セットの合計9セットだけを実施すればよいということです。
セット間インターバルを1~2分くらいで設定すれば、全身のトレーニングをしても約30分、3分割で実施すれば1日10分だけでも効果を実感することができます。(※分割しなければ週2回、3分割なら週3~6回のトレーニングがおすすめです)
有酸素運動主体のダイエットで「毎日30分運動する」ことを考えれば、はるかに楽だと思いませんか?
コメントを残す