同じ摂取カロリーの範囲内であれば、食事の回数を増やしたほうが空腹を感じることなくスムーズな体脂肪の減少につながります。これは、ボディビルダーの減量方法としても一定の支持を得ているテクニックのひとつです。

今回は、「なぜ食事回数を増やすと痩せやすくなるのか?」についてレポートします。

【注意】食事回数とDIT反応の関係性については、「重要なのは摂取カロリー量で、食事回数は関係ない」という研究結果が多くなっています。このことからも、食事回数に関することは半信半疑で読んでいただけると助かります。

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ダイエットのために食事回数を増やすという工夫

同じ摂取カロリーであれば、食事回数は多ければ多いほど体脂肪の燃焼がスムーズになります。これは、食事誘発性体熱産生(diet induced thermogenesis ; DIT)増大反応によるもので、エネルギー代謝上昇反応に大きな違いがあることが確認されています。

太りやすい体質はDIT反応が弱い体質

太りやすい体質の要因に、DIT反応が小さいということが挙げられます。本来、DIT反応というのは摂取エネルギーの大小によって反応が変わってくるものです。たくさん食べればそれだけDIT反応は大きくなるのです。

DIT増大反応は自律神経系の反応(1次反応)によって代謝系の反応(2次反応)が促されることによって起こります。矛盾しているように思えるかもしれませんが、少量ずつの食事でも、食事回数を増やすことでDIT反応を大きくすることができます。

太りやすい体質というのは、自律神経系の反応による代謝系の反応が鈍いことが大きな要因になっています。DIT反応を上げるためには食事回数を増やすことと、食後のコーヒーや紅茶、緑茶、ウーロン茶などにその作用があります。

逆に、太れない体質の場合は、DIT反応を活発にさせない食事管理が必要です。具体的には同じ食事量でも食事回数を減らすこと。お相撲さんの食生活をイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。

いずれにしても総摂取カロリーが最も重要であることは言うまでもありません。食事管理をしていても痩せないと悩んでいるなら、同じ摂取カロリーの範囲内で食事回数を増やしてみてはいかがでしょうか?

特に食事の形態を取る必要はありません。3時のおやつにプロテインやアーモンド、バナナ、干し芋などを100~150kcalほど摂取するだけでも十分効果的です。

DIT反応を高める食事内容

食事回数を増やせばDIT反応が起こる回数が増える。食事回数を増やすダイエットというのは、そんな理論の上で成り立っています。

しかし、単純に食事回数を増やせばいいのか?と言えばそうではなく、栄養素によってもDIT反応は大きく変わってくることが確認されています。具体的には、DIT反応が大きな順番に「たんぱく質>炭水化物>脂質」になります。

これらのことからも、本格的にボディメイクに取り組んでいる人たちが食事とは別に、間食としてプロテインを飲んでいるのはとても効果的な方法です。プロテインが難しいようであれば低GI値のシリアル(ミューズリーなど)や、アーモンドなどを間食として食べることをおすすめします。

【まとめ】食事回数を増やすダイエットのポイント

DIT反応を活発にさせることがカギになること

スムーズにダイエットを成功させるためのカギになるのがDIT反応を活発にさせること。そして、その最も有効な手段が食事回数を増やすことです。また、食後のコーヒーや紅茶なども効果的な方法です。

間食などを工夫して食事回数を増やす努力をすること

デスクワークの場合、間食としてプロテインを飲んだり、低GI値の食品をつまむことはさほど難しいことではないはずです。ライフスタイルは様々ですが、自分のできる範囲で食事回数を増やす努力をすることがダイエット成功のポイントになるといえます。